- 今年もお世話になりました。
- Chuck Israels /Monicas Vals
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2020.12.31 Thursday
こちらは生徒さんに教えてもらった曲です。
モニカ・ゼタールンドのこのアルバムは見た事はあったのですが、ノーマークでした。
このWaltz for Debbyの他、COME RAIN OR COME SHINなども演奏していて、中々興味深い内容です。
そして、早速、この「Monicas Vals」をレッスンの課題曲に使おうとコピーしてみた訳でございます。
この頃のエバンスは、安定期と言うか、なんか安心して聴けますね。
ビル・エヴァンスのタイム感覚って、かなり常人離れしていて、この曲の3拍子から4拍子に変わり、また戻るところなどは完璧ですね!
また今回は、YAMAHA SLBではなく、ウッドベースを使用しました。
YAMAHAだとフレーズがゴリゴリしてしまうので、2年ぐらい前に手に入れた安物で弾いてみました。
音はマイクで拾ったのですが、音作りについては、今後、大いに研究の余地有りですね。
そんな訳で、今年も、一年お世話になりました。
コロナ禍、来年も厳しい年になるかもしれませんが、明けない夜はないと信じて、頑張って行きたいと思います。
皆様も良いお年をお迎えください。
- John Patitucci/Bessie's Blues
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2020.12.09 Wednesday
今までコピーしたベーシストは、すでに他界されていたり、存命でも全盛期を見ていなかった人がほとんどなのですが、今回コピーしたジョン・パティトゥッチは、まさにリアルタイムで聴いていた人です。
この曲が収録されたアルバム「Chick Corea Akoustic Band」も、初回プレスで購入しています。
また、五反田の簡易保険ホールでおこなわれたコンサートにも行っており、銀座の山野楽器でおこなわれた、「A LIVE」の発売記念のサイン会にも参加して、3人のサイン入りCDを今も大切に持っております。
しかも、ウッドベースをや6弦ベースを始めるきっかけとなった人なので、かなり大きな影響をうけております。
ただ、当時の私は未熟だった故、指が早い以外、正直、何がどれだけ凄いのはかは、全く分かっておりませんでした(笑)
つまり、あれから約30年たち、私もそれなりに知恵と技術を身につけておりますので、今回あらためて、ジョン・パティトゥッチ様に挑戦してみようと思い立った訳でございます。
選局にあたり、大好きな「Morning Sprite」と思いましたが、まずは無難にと、この「Bessie's Blues」を選びましたが、全然無難ではありませんでした(笑)
ピッチが良いので耳コピは、思ったより簡単でしたが、いざ弾いてみると、とにかくソロが早くて全くついていけませんでした。
曲調はオーソドックスなブルースなんだけど、ペンタとかじゃなく、多分アッパーストラクチャーの展開フレーズだと思いますが、ここまでヤルか?って感じですね。
どうせできないので、分析する気にもなりません(笑)
プレイ全体の印象も、スコット・ラファロでもなければ、エディ・ゴメスでもなく、最初からジョン・パティトゥッチを築いたって印象ですね。
やっぱり凄い人でした。
完敗です(笑)
確かに、この時代のミュージシャンは、なんかギラギラしていて「俺が世界一だ!」って感じで弾いてましたね・・・
少し、懐かしさを感じました。
- Miroslav Vitous/Matrix
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2020.04.21 Tuesday
チック・コリアの名盤「Now He Sings, Now He Sobs」に収録されている「Matrix」を弾いてみました。
ミロスラフ・ヴィトウスが好きで、このアルバムもよく聞いていたので、そんなに苦労しないで弾けるんじゃないかと思っていましたが、完成までに、約一年ほどかかってしまいました。
ちんたらやっていたせいもありますが、負け惜しみを言うと、弾いていて非常に面白かったので、いつもより念入りに弾いてしまった感じです。(テンポはちょっと遅くしましたが・・・)
ラインもソロも、かなりぶっ飛んでいて、適当に聞こえるんだけど、ちゃんと「モチーフ→展開」的な流れがあって、かなり知的なんですよね。
プレイスタイルが異なっていても、同世代の、ジョージ・ムラーツや、マーク・ジョンソンと同じ匂いを感じます。
あと、このトリオのアンサンブルが凄すぎますね!!
こんな演奏して、途中で崩壊しないのが不思議です。
3人の技量が、相当高くないとできない演奏ですね。
ちょっと気を抜くと、頭が分からなくなるので、最初、変拍子でやっているのかと思ったり・・・
特にドラムソロなんか全然分からなくて、あまり自信はないのですが、私のタイム感では、12小節目だけが4分の3に聞こえるので、実際そうやって合わせています(笑)
新型コロナウイルスの感染拡大のため、不自由が状況が続いております。
私がお勧めの巣ごもり対策は、「ベースの耳コピ」ですかね(笑)
一日も早く、ワクチンができて終息しますように。
また、医療従事者の方々には、心より感謝申し上げます。
- Don Bagley/Bye Bye Blackbird
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2019.12.31 Tuesday
「ジュリー・ロンドン・ライヴ・イン・東京1964」に収録されているBye Bye Blackbirdを弾いてみました。
ベースとヴォーカルのデュオでの演奏です。
ベースのドン・バグレーについては、全く知らなかったのですが・・・・
良いベースラインを弾いているので、コピーのしがいがありました。
また、実際の演奏映像もyoutubeで視聴できたので、かなり完コピに近いと思います。
左手を見ていたら、思いっきり薬指を使って弾いてたので、このあたりもちゃんと真似ています。
やっぱり、ウッドベースの薬指はありということですね。
私は昔から使ってますが・・・
そんな訳で、今年もお世話になりました!!
来年もよろしくお願いいたします。
- Richard Davis/All Of Me
- 今年、初YouTobe
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2019.04.01 Monday
今年、最初のYouTobeは、「Complete Village Vanguard Recordings 1961 」に収録のWaltz for Debby(take1)を弾いてみました。
このアルバムは、1961年6月25日にVillage VanguardのLIVEの録音で、(take1)は夜の部2回目のセット、(take2)は3回目のセット演奏されております。
アルバム「Waltz for Debby」収録されたおなじみの(take2)は、ちょっと異常なぐらい弾きまくっていましたので、この(take1)は、準備運動のように聞こえますけど、コピーしてみると、結構印象的なフレーズも多く、全然有りかと思います。
実際は、2パターンを録って、どっちを使うかという感じだったのかもしれませんね。
ただ、あきらかに(take1)の方が弾きやすいので、ご興味のある方は、ぜひレッスンのお申込みをお待ちしております。
- 今年もお世話になりました。
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2018.12.30 Sunday
今年最後のYouTubeは、ウィントン・ケリートリオ+ケニー・バレルの「Whisper Not」です。
5月にベニー・ゴルソンのライブを見て、この曲の良さを再認識しての選曲です。
ポール・チェンバースのベースラインとソロは、完ぺきです。!!
人間国宝級のといっても過言ではないですね!!
ポール・チェンバースの後に、ポール・チェンバースなし!!
そんな言葉を最後に今年をしめくくりたいと思います。
今年は、米中貿易摩擦等により、日経平均が一時2万円を割り込む不安定な1年となりましたが、来年こそ、バブルの再来となりますよう祈りたいと思います(笑)
今年一年、本当にお世話になりました。
良い年をお迎えください。
- Jimmy Garrison/Untitled Original 11383(take1)
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2018.11.04 Sunday
今年6月に発売された、ジョン・コルトレーンの「ロストアルバム」より、「Untitled Original 11383(take1)」を弾いてみました。
「ロストアルバム」は、コルトレーンが絶頂期の1963年に吹き込んだ音源ですが、マスターテープの紛失により、その後世に出ることなく、長年、謎と言われていた作品ですが、録音から55年の時を経て奇跡的に見つかって発売されるとのことで、私も発売初日に購入いたしました。
聞いた感想はというと、良くも悪くもなく、impressions も入っているし、いつものコルトレーンって感じなんだけど、55年の歳月を経て、普通のコルトレーンを聞けたことにすごく感動してしまいました。
海賊版とか、没テイクとは全然違うし、変に今風のマスタリングなどしていない点も良いですね。
「Untitled Original 11383(take1)」は、このアルバムの最初の曲で、ブルース進行でジミーギャリソンが珍しくアルコソロを弾いている曲です。
この曲を選ぶにあたって、もちろん奇を衒った感は否めませんが、実は、ジミーギャリソンも前から気になっていて、一度オーネット・コールマンの曲で、コピー試みましたが、フリージャズのコピーは、予想以上にしんどくて途中で挫折したことがありましたので、多少、リベンジの意味も込められています(笑)
単純なプルース進行なのでウォーキングベースは簡単かと思いきや、4度フレーズは許せるとしても、#9、b13がやたら出てきて音は飛まくるし、わざと普通やらない音使いと運指で弾いている感がありますね。
思わず「クセがすごいんじゃ!wwww」叫びたくなるぐらい難しかったです。
結局、こういう音使いが独自のグルーヴを生み出しているのでしょうね。
アルコソロは、ほぼBbメジャー一発で弾いていて、これは何故か、フレンチで弾けましたね(喜)
3万円の中国製の弓ですが、ちょっとコツがつかめたかもしれません!
- Paul Chambers/Easy To Love
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2018.07.14 Saturday
ポール・チェンバースのEasy To Loveを弾いてみました。
アルコの練習に丁度良いと、親しみやすいメロディのこの曲を選びました。
この曲も、最初フレンチで練習していたのですが、にわか仕込みでは難しいため、ジャーマンにもどしました。
弓も、安物の「SUGITO」では、どう頑張っても無理だったので、家宝の 「H.R.PFRETZSCHNER 」で弾きました。
あまり、高い楽器にも興味もないし、楽器云々の問題ではないと思っていましたが、やっぱり、弓だけは良いもの(高い?)使わないと駄目ですね。
安い弓だと、早いフレーズが全く弾けませんでした。
そんな訳で、しばらくアルコを頑張っていきます。