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HANK JONES "THE GREAT JAZZ TRIO"


20日 ブルーノート東京で ハンク・ジョーンズを見てきました。

ハンク・ジョーンズと言えば1930年代より活動する今年で92歳のピアニストで実弟はあのサド・ジョーンズ(Tp)とエルビン・ジョーンズ(Dr)(すでに他界)

チャーリー・パーカー、ビリー・ホリデイ、マイルス・デイヴィスなど数多くの伝説的ジャズメンと共演している事も然る事ながら、現在までそのプレイスタイルを変えずに活動しており、正に唯一現存するモダン・ジャズの生き証人である。

良く聞くキャノンボール・アダレイの"Somethin'else"やポール・チェンバースの"Bass on top"でプレイしているので前から絶対行こうと思っていたのですが、毎年の様に来日しているのでついつい行きそびれしまい、でも今回何とか間に合いました(笑)

土曜日のセカンドステージと言う事で結構混んでいて開演50分前に行ったにも関わらず82人目の入場と座席も右側後方でちょっと見難い場所、

メンバーはデヴィッド・ウォン(B)リー・ピアソン(Dr)特にデヴィッド・ウォンは初めてですがすごく評判が良いので楽しみです。

今回のセットリストです。
1.A NIGHT IN TUNISIA
2.THE SUMMER KNOWS (意外な選曲?)
3.BLUE MINOR
4.RECADO BOSSA NOVA
5.STELLA BY STARLIGHT
6.DON'T EXPLAIN (ピアノ・ベースデュオ)
7.CLEOPATRA'S DREAM
8.SOMEONE TO WATCH OVER ME
9.FLY ME TO THE MOON
10.ON THE GREEN DOLPHIN STREET
アンコール
11.MOOSE THE MOOCH
12.MY FANNY VALENTINE(ピアノソロ)

ハンク・ジョーンズの印象は何と言うか「高座に座る姿そのものが一枚の絵であり、落語である」とまで云わしめた名人5代目 古今亭志ん生の如く"力の抜けた佇まい"というか、まるで御地蔵さんである(笑)

しかし聞こえてくる音色やフレーズは92歳という年齢を感じさせない、紛れも無く"Somethin'else"や"Bass on top"のあの音で、やはりこれは感動ものである。

ベースのデヴィッド・ウォンも若いながらもハンク・ジョーンズの雰囲気を壊す事無く50年代風のウォーキングやソロをこなし評判通りのうまさ。またドラムのリー・ピアソンのフレーズや音量も良く、多分生音に近い音響だと思うが全体的にとても良いバランスでした。

1950年代にタイムスリップして本物のハードバップを体感できた(?)という感じなんだけど、ただどうしても古臭いというイメージも拭い切れず、ジャズとはどうあるべきで、どう向き合って行くか考えようかと思ったけど面倒くさいので止めました(笑)

author:右山裕介, category:favorite artist, 00:02
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