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EDDIE GOMEZ


 EDDIE GOMEZ
1944年10月4日プエルトリコのサントルス生まれ。ベーシスト。11歳でベースをはじめ、
63年にジュリアード音楽院に学び、同年にはルーファス・ジョーンズと共演する。64年
にはマリアン・マクパーランド、ポール・ブレイらと活動、66年よりビル・エヴァンス
・トリオへ参加し注目を浴びる。エヴァンスから独立後はフュージョン的なサウンドにも挑戦。

前から言っているように、今一人好きなベーシストを挙げろと言われたたらこの人である。(ただしビル・エヴァンストリオ時代限定)

理由はプレイスタイルがかなり複雑なので、何度聞いても良く分らず繰り返し聞いている内に、何か愛着が湧いてしまった様な訳で(笑)

多分十年ぐらい聞き続けているので、何となく音は取れてるんだけど、一体これをどうやって弾いてんだろう?って感じで弾き方や運指が今だに良く分からない。

具体的に例を挙げるとまず
クロマチックスケール(半音階)の高速上下降。あまりにも速いのでグリスに聞こえる・・・?

次にダイアトニックコードのやっぱり高速アルペジオ
16分音符でCEGB→DFAC→E〜と上向したりCAFD→BGEC〜と下降もするんだけど。絶対にウッドベースでこんなフレーズが早く弾ける訳が無いので「俺の耳が間違ってるのかな?」と思ったり・・・?

その次にスラップ?
ビル・エバンス トリオのモントルーライブ「one for helen」なんかで聞こえる"カチカチカチ"って奴、スラップどころかエレべで言う"親指の返し"を使っている様にも聞こるけどまさか?そんな事スタンリークラークでもやんないだろうし・・・?

最後にハーモニクス
元来ビルエバンストリオのファンであったジャコパスが絶対影響受けただろうって感じの多彩のハーモニクスを使いますが、一体どこのポイントを使えばこんな音がでるんだろう・・・?

実際ビル・エヴァンストリオ時代の映像もあまり無く、あっても肝心な所が見切れていて参考にならないので、長期に渡りそんな疑問を抱きつつ今日に至りましたが

先日ついにエディ師匠の教則DVDなる物を手に入れました。
洋物字幕無しの2005年ニューヨークでの公開セミナーの模様を収録した物で観客との質疑応答とピアニスト マーク・クレーマーとの演奏が収録されてます。

ただビル・エヴァンストリオ脱退以降あまり好きでは無いので、正直内容はそれ程期待していなかったのですが

いや〜見てびっくり!!まさしくビルエバンストリオ時代のエディ師匠がそこに居るではないか!!丁度私の一番好きな、"I Will Say Goodbye"の頃の様なプレイをしています。

観客の質問に答える形で弓、ハーモニクス、ツーフィンガー、サムポジションという感じで解説していきますが、かなり確信にせまる濃い内容で私の疑問もほぼ解決しました。

・クロマチックスケール
グリスでは無くちゃんと全部弾いてました(驚)

・コードアルペジオ
やっぱりちゃんと弾いています(笑)うれしい事に運指を解説してくれているので挑戦してみようと思います。

・スラップ
やっぱりやってるわ!しかも返しまで(こうやってやるんだ・・・)

・ハーモニクス
ジャコの様に4、5次倍音ぐらい使うかと思っていましたが以外に普通のポイントでした。

ピッキングは、通常人差し指と中指の2本弾きで、速いウォーキングだとレイ・ブラウンの様に人差し指一本になります。ツーフィンガーの時だけ指が弦に対し垂直なる所謂"ゴメススタイル "で、噂されるスリーフィンガーや薬指の使用は無いようです。

弓はフレンチでしたが無茶苦茶うまいですね!
さすがジュリアードでゲーリー・カーと一緒にすごしただけあって「ゲーリーに教わった」みたいな事も言ってましたが(私のヒアリングが正しければ)実際、音色は良く似ています。

いや〜良い物を手に入れました!!疑問も解決したし(解決したから弾ける訳じゃないけど・・・)中々日本では手に入り難い様なので、しばらくは誰にも見せずに一人でこっそり研究しようと思います(笑)
author:右山裕介, category:BASSIST, 00:28
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